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アーティストに関して

このページは、このウェブサイトの作者が書いています。
最初はこれらの絵を描いた本人について。 そして最後にチョットだけこのウェブについて。

■ チョットだけ彼女の絵全体について…。

彼女の絵には一貫してLove(愛)、Happiness(幸せ)そしてJoy(喜びの種、楽しさなど)があります。 "Love, Happiness & Joy”。 それは、彼女自身が持っている自然体から出て来ているように感じます。 彼女の最初のシリーズの静物画に始まって、その後表現方法は変えて行っても゛ニュー・ロマンス・シリーズ ” ⇒ ゛ワイン・ボトル・シリーズ“ ⇒ ゛ワンダーランド・シリーズ“と、一貫して”Love, Happiness & Joy”と言う姿勢を貫き通しています。

Junko Otsu-1

■ 絵のスタイル

上記で言った、彼女のユニークさの良い例が、このページの一番下にある“鳥を例に環境問題を取り上げた3枚綴り画”、『出て行け!』のシリーズに現れています。

それは、年々自然環境が破壊されて行き、鳥達(又は自然)が死に絶えていく様を、絵の技巧を“写実派画法”⇒“キュービズム”⇒“アブストラクト”のそれぞれを使って表現したものですが、彼女はそれをほぼ同時期に描きあげています。

私見ですが、リアリズムの絵とアブストラクトを同時進行出来る画家って希少だと思いますが如何でしょうか? 私の少ない知識では、あのパブロ・ピカソでさえも、一旦抽象画に走った後で印象派的絵には苦労したと聞いています。

又、彼女は出来るだけ絵に深みを持たせる意味合いで、単色ではなく混合の色を、更には1層塗ではなく何層も色を重ねることをしています。 6〜7層を重ね塗りしているものも有ります。 深い色合いも合わせてお楽しみください。

*****“鳥の3枚綴り画(Bird Triptych)”はこのページの最下段にあります。*****

■ 印象画

彼女は、日本は九州で生まれました。  彼女の故郷は、温泉に恵まれた観光の町で、すごく穏やかで綺麗なところです。  そこは市としては大き過ぎず小さくもなく、程よく“故郷”を思わせるところです。  彼女の印象画に現れている“落ち着き”は、その様な美しく、穏やかな故郷の環境が育んだイマジネーションから出たのではないかと信じています。

■ ニュー・ロマンス

彼女が日本からテキサスに移り住んだあとで、最初に写実派や印象派技巧から抜け出した作品が、この“ニュー・ロマンス”と言うシリーズに載っていますが、彼女の生まれ持った日本的感覚とアメリカ的感覚が融合した素晴らしい作品群だと思っています。

彼女は『アメリカの画家は、大半の場合キャンバス一杯に絵を描くし、それが良いとされている。 でも日本には“余白の美”と言う言葉が有って、そこにも空きスペースにも“美”があると言われている。 余白があると、絵を見た人がそこに何があるかを自分で想像出来る。 要は、絵を描いた人と見る人が一体になれる』‥っと言っています。 『これをアメリカの人たちに理解してもらうのは難しい』‥とも‥。

こう言う環境の中で、彼女は独自の“訴え”を絵を通してしようと試みました。 それがこの“ニュー・ロマンス”と言うシリーズになっています。
ここで、彼女は自分の持っている“静けさ”や“安らぎ”、“幸せ”を絵を通して表現していますが、彼女の言葉にこう言うのがあります。  『もし私の絵を通して、誰かをホッとさせられたり、心地良くさせたり、病んだ心を慰めて上げられたりしたら‥。 それが私の夢』‥っと‥。
彼女の試みは、西洋絵画に日本を持ち込むことでした。

■ アブストラクト

彼女の絵は、もともとはトラディッショナルなテクニック(写実派や印象派)に基づいたものでした。 しかし、アメリカに移り住んでからは、彼女はドンドンとその手法を変化させ(変化させられ)、自分の絵の領域を拡大させて行きました。 それは、上記のニュー・ロマンスのところで言った“静けさ”や“安らぎ”、“幸せ”から、“強さ”や“動き”へとの大きな変化でした。  彼女のこの変化は、今でも留まるところなく続いています。
しかし、この大きな変化の第一歩となったのは、色々な“ギャラリー”で出会った“アブストラクト”の絵でした。 やはり、自分の中がドンドン変わっていったのでしょう。

■ ワイン・ボトル・ピープル・シリーズ

このシリーズは、ニュー・ロマンスやアブストラクトのシリーズの後で出て来たイマジネーションでした。
彼女は音楽、特にジャズとクラシカルが大好きですが、同様にダンスやバレーを見に行くのも好きです。 これ等のパーフォーマンスが、彼女のアーティスティック・インスピレーションを拡大する為に大きな影響を与えました。 彼女のこのシリーズに現れているヴィヴィッドな表現は、そこから来たものだと思います。

アメリカでは、ジャズを楽しむ場所では、殆どの場合同時にワインを楽しむ事も出来ます。 そこから、この風変わりな“ワイン・ボトル”を“人間”に見立てた“ワイン・ボトル・ピープル・シリーズ”が出て来ました。 ジャズとワインと人間と‥。 それ等をマージ・発展させて、人間模様をワインの瓶に見立てて描いてみる。 このシリーズは、そう言う試みです。
このハート・ワーミングな絵の世界を楽しんでください。

■ ワンダーランド・シリーズ

彼女は『目には見えないものを絵で表現すしたい』と言っていました。 それは゛音楽が人と人とを繋げて行く様子“、゛思いやり”、゛人の温かみ”、゛人間と環境のつながり“、゛共同”等などでも有ったりましす。
これ等の“ワンダーランド・シリーズ”の数枚の絵のバック・グランドを良く見て頂けると、彼女が何層にも何層にも絵の具を塗って駆使し、その“流れ”や“繋がり”を表現しようとしたかがお分かり頂けると思います。 特に、Love Songのシリーズの方にその技法をが顕著に盛り込んでいます。

彼女はジャズやクラシカル、ダンス、バレーなどのパーフォーマンス・アートから得た心への影響を、生物・環境・自然などを通じての風変わりで奇妙な“ワンダーランド・シリーズ”として発表しました。 その表現は、Love Songのシリーズだけでなく、月夜(ブルー・ムーン)の晩に出て来て音楽を奏で、踊りを踊っている虫たちを通しても表現しようともしました。

このシリーズは今後も続けていくと思われますが、彼女はこのシリーズの独特な画法で数々の優れた賞を授与しています。 絵を見ますと、理由は良く分かると思います。
余談ですがこのシリーズで、彼女は仲間の画家達から数度に渡りニュー・ヨークへの進出を促されました。 彼女は頑としてダラスを動きませんでしたが、このシリーズが如何に独特なものであるかを証明させられる事象だと思っています。

■ ジャズ・プレイヤー・シリーズ

彼女の作品群の中の゛ジャズ・プレイヤー・シリーズ”は、彼女が殆どの場合ライブ・ジャズを聴きに行って印象を得たときに描いて来ました。 そして、最も長く書き続けたシリーズだったでしょう。 しかしその絵と絵の間に、彼女はアブストラクトであったりワンダーランド・シリーズだったりを並行して描いて来ました。
前にも書きましたが、彼女は一つのスタイルで絵を仕上げながら、一方では全く手法の違った絵を仕上げていく事が出来ると言う技能を持っている画家です。 通常ではなかなか難しいことだと思っています。

彼女は、今現在約32枚のテキサス州北部のジャズ・プレイヤーを描き続けています。 これはここテキサス州の北部では、多分アメリカ人の画家を含めても、最高に多いジャズ・プレイヤーのポートレートを描いて来た画家だと思われます。 これを通して、数多くのミュージシャンと友達になったことも間違い有りません。

■ このウェブサイトを作るに当たり

このウェブサイトを作るに当たり、とても難しいと感じた点が2点ありました。
勿論どっちにしてもプロフェッショナル的には出来ていませんが(^0^)、2点とも絵の写真に関してです。
1.1点目は写真の色と絵の色合わせです。
 絵の色は、なかなか写真では表現が難しいです。(通常の写真は”一瞬”ですが、絵は”固定”なので…。)
 カメラによっても色が違います。 勿論パソコンやプリンターによっても。 更には、ソフトを使っても、全ての色の表現を変えるのは
 難しいですので、写真の段階で極力絵の色と近づけておくことが必要です。 ですので、カメラを変え、環境を変え、時間を変えて
 何枚もの写真を撮り、本物に近づくようにソフトを使って修正すると言う作業が必要になります。 膨大な時間でした。 ^0^

2.2点目は、彼女の絵には、3次元技法で表現されているものがあります。
 全体的3次元技法の絵
  *Torn Peace(引き裂かれた平和)- アブストラクト;これはキャンバスを表と裏に2枚使ったものです。
  *Chrisword(クリスワード)- ジャズ・プレーヤー;
         これは2枚のキャンバスに色の違う全く同じ絵を描き、2枚を切り裂いて更に組み合わせたもの。
 絵具の使い方を3次元的にしたもの
  *化石、ライフ、潮流などの抽象画に使われた色(絵具)そのものの厚みを利用した画法。
  *主にワンダーランド・シリーズのラブ・ソング・シリーズのバックに使われた、絵具を後で引っ掻く技法。
 この3次元も、又写真で表現するには難しいものでした。

この2点は、最初から最後まで私のウェブ作りに難題を投げかけて来ました。 今最終的に使っているカメラが壊れたら…。
これが今の私の頭痛の種です。

■ “鳥シリーズ”の3枚綴り画

毎年公害などにより、鳥(自然)が破壊されていく様子を、画法だけで表した3枚画です。
生き生きとした鳥で、人間に『環境破壊をするな!』っと訴えています。⇒しかし鳥は段々と病に侵されて行きます。⇒そして死に絶えて…。
                      
Get Out!(2008)

『出て行け!』-2008

写実派技法
Get Out!(2050)

『出て行け!』-2050

キュービズム(立体画法)
Get Out!(2100)

『出て行け!』-2100

アブストラクト(抽象画法)